いい仕事がしたいっ
こゆときに限って何故か時間があるという。
いやまあ時間なんて作るもんだっていうけどね?
きたあああああああああ!
っていまだからこそ叫びますけど、正直そんなテンション高くなかったです。
いくら公式とはいえアンソロですしねえ。期待したらあかん! とよくわからん反骨精神を発揮していました。不安なんだよほっといて。
……が。
帯が、林原めぐみ閣下のコメントでした。
それだけで、もう……なにも怖くない……!
カラーページは↓(掲載順)
Nino
パルプヒロシ
あらいずみさんは表紙の絵。Ninoさんがリナとアメリア、パルプさんはリナ&ナーガ。深遊さんがガウリイ&ゼロス&ゼル(と背景にリナ)。
ぶっちゃけNinoさんとパルプヒロシさんて知らなかったんですが、とてもお上手ですねえ。眼福です。
深遊さんのみ男性陣だったあたり、分担制だったのかな? これまたお上手です。
個人的に、カラーページだけでも結構満足でしたw
唯一の不満点、というかこのアンソロの最大の不満点は、あらいずみさんの書下ろしが無いところですかねえ。うむむ。
せめて神坂さんの書下ろしに一枚くらいイラストが欲しかったなあ。
で、小説パート。
それぞれの書下ろし+コメント1Pずつ。
秋田氏は、ぶっちゃけ設定矛盾が多かったです。
リナの実家・ゼフィーリアはカタート山脈に近いことは近いけど、最近接国家はディルス(不幸な土地ナンバー2)なんで、作中的にはカタート付近って感じがしなくね? とか。
あとあの国、手加減一発岩をも砕くなお国ですよね……
あんなフツーな国ではないと思うんだがどうだろう。(マテ)
魔法的なあれこれは正直気にならなかったけど、個人的にはその辺が気になって気になって……あんなお役人が居たらあっさりモンスターペアレンツ(物理)されるぞ。むしろリナ以外のがきんちょにもコテンパンにされそうだなあ。何故か悪役の心配している自分がいるw
しかしまあ、さすがの安定感というか。文章力があるのでそこら辺を流せば普通に楽しめました。
力を持つことへの責任とか。あの授業のくだりとか。
そこに対するリナの感じとか。
……いや、だが予言云々はやっぱりなんか違う感じがするなあ……少なくとも庶民レベルの予言はなさそうだよなあ……
とか。無い方がいいじゃないか。
最後の文で納得しましたw(成るほど二次創作ー)
何処まで遊んでらっしゃるのか微妙に気になる。
日日日氏。
……こっそりむずむずしていたのは自分だけでいいw
二次創作としては面白いと思う。
何よりアクションが派手だからね!
面妖ってなんだっけと思いつつ、しかしまああのゼルがねえ……とかうぷぷなリナの気分になっていましたw
アリはアリなんだけど、なんかこう……くすぐったい。(ほっといて)
ヌンサさんまじイケメン。
愛七氏は、たぶんあの話の発展形なんだろーなーと思いつつ、
しかしすぺしゃるの記憶が薄い自分が居る。
いや、再現率がすげえぽかったんですよ……でもね、……まじごめんなさい……
あとちょっと派手でもよかったかなっ!と個人的な希望を述べてみる。
初美氏。
ギャグとして読んでいいもんか……それなりに面白かったと思います。
しかし、キャラ崩壊はまあいいとして、
カップリング推すかー。
イマイチノりきれませんでした。
それを推すならもっとやり方が、とか思ってる時点で我ながら終わってますな。
一応公式(?)なので、各人恋愛的な感情は無い展開ではありましたが、……
申し訳ないけど再読回数は少なそう;
ごめん素で書くの忘れてた、橘氏(追記)。
男のツンデレは……!
まさかの魔族回で文句なしです。全員集合っ!
アニメ系のメディアミックス、それから富士見系の神坂さんの他シリーズについて知識があると更に楽しい。
素晴らしい。インパクトと勢いは一番。愛が溢れすぎてやばい。楽しいw
覇王さんのいじられっぷりに吹いたw 人気投票回の後書きでノーストさん一回出てましたね。
獣王様の安定感。(姿は安定しないけどw)
欲を言えば、ダルフィンさんも水竜王の騎士関連で弄って欲しかった。結局何がしたかったの、と。もっと顔見せてほしかったな、と。
あと究極の場面転換は脳内でなぜか、立ち絵→ドット絵(ドラクエ勇者的な)だったという。(何故)
誰か、誰かガウリイ成分を! アメリア成分を……!
ってなわけで、そこはさすが原作者。ちゃんと補給をしてくれました。
しかも謎の神官とナーさんのことまで。
神坂氏。
もう、もうね!
ありがたやぁああああああああああああ(五体投地)
第二部完結後、長編サイドの沈黙を守っておられただけに、こゆのはホント、嬉しい。
我が人生に一片の悔いなしとはまさにこのこと。
メディアミックスとしてTRYとかスーファミとか水竜王の騎士とかが第三部に続くパラレルですよーとは発言していたんだけどね。以降はすぺしゃるでしかスレイヤーズ、リナの物語は語られなかった。
りーでぃんぐでその後のあらまし的なのは語られていても……おそらく本当に考えていない、読者の手に委ねられたと考えているんだろうなあ。そして考えていても発表はしないものである、と。
すぺしゃる的な本編の短編とか読んでみたかったという当時の妄想が蘇りますなあ。
勿論、当時書かれていたらアニメ寄りになっていたんだろうからそれはちょっと違ったよなあ、とか
で、今回。
一文一文から溢れる神坂一感!
これぞ原作! これぞスレイヤーズ! これでこそリナ=インバースッ!
感動です。内容読んで無いのに、文みただけでも安心しましたww
最初の注釈で、お? とか思ったけど、読み進めて納得。
なるほど、アンソロジーなんだ。
途中でちょっとくどいくらいアメリアが言っていた、『他人の中の自分』がつまりそういうことなんですね。
だからこそ「リナの記憶(記録)」であり、二次創作としてのスレイヤーズ、つまりこの本。
おおぅ。
偉そうなこと言うようであれなんですけど、神坂さんの作家としての熟練を感じます。
元々設定のすり合わせとか、世界感の広げ方とか畳み方がお上手な方なんですけど、今回はそゆのが改めて前面に出たような。全体をきれいに締めてました。
……その一方で、やっぱり設定一部変わってますね……
アメリアがね……口調が完全にアニメ寄りですね。リナは呼び捨てだけどですます崩さず、「ねーさん」と明け透けな呼び方だったのに「姉様」……
いやいいんですけどね。経った年月考えると仕方ないって気もするし。
あ、最後に25周年おめでとうございます! 私より年上かー。知ってたけど。やっぱし「当時」に現役でいたかったなあと思うのは十年ぶりかな。
十年間、ずっとありがとうございます。そしてこれからも宜しくお願いします。
で、あとがきがありましたよおおおおおおおおおおお
一番最初に読んだ! 今まで通りにっ。
すげえ落ち着くこの感じは何て表現したらいい。日曜日?
全く関係無いけど、新装版の長編の後書き、昔なんか違和感あるなーと思ったら、「作者」口調が「私」だったからなんですよねー。あとがきの「作者」は大体「オレ」って一人称だったから。
今回は無論、違和感なく……いや、金ラメタキシードも年賀状も面妖と書いてかわいいも出てこなかったけど! 最後にぐしゃあもモザイクもなかったけどっ!w
でもいつも通りで安心です♪
まとめ。
つまり、この本はガウリイの言う、
気にすんな
ってこと?(マテ)
すごく楽しかったです。ありがとうございました!
さて次は30周年かー(ちらっ)